SikaTack® Ultrafast
速硬化、ブラックプライマーレス、加温塗布ガラス用接着剤
SikaTack® Ultrafastは、ガラス接着用の1成分形ポリウレタン系弾性接着剤です。糸切れ性、形状保持性が良く作業性に優れています。
- 速硬化性
- 糸切れ性が非常に良い
速硬化、ブラックプライマーレス、加温塗布ガラス用接着剤
SikaTack® Ultrafastは、ガラス接着用の1成分形ポリウレタン系弾性接着剤です。糸切れ性、形状保持性が良く作業性に優れています。
カートリッジ | 300 ml |
ソーセージパック | 400 ml |
主成分 | 1成分形ポリウレタン | |
色 (CQP001-1) | ブラック | |
硬化機構 | 湿気硬化 | |
密度 (未硬化) | 1.1 kg/l | |
形状保持性 | とても良い | |
施工温度範囲 | 製品 施工環境 | 80 ℃ 5 ℃ ~ 40 ℃ |
スキンタイム (CQP019-1) | 10 分 A | |
オープンタイム (CQP526-1) | 5 分 A | |
硬化速度 (CQP049-1) | グラフ参照 | |
収縮率 (CQP014-1) | 2 % | |
硬度 (ショアA) (CQP023-1 / ISO 48-4) | 60 | |
引張り強度 (CQP036-1 / ISO 527) | 7 MPa | |
破断時の伸び (CQP036-1 / ISO 527) | 400 % | |
引裂き強度 (CQP045-1 / ISO 34) | 12 N/mm | |
引張りせん断強度 (CQP046-1 / ISO 4587) | 4.0 MPa | |
適用温度範囲 (CQP509-1 / CQP513-1) | - 50 ℃ ~ 90 ℃ | |
保存期間 | 9 カ月 B |
CQP = Corporate Quality Procedure | A) 23 ℃ / 50 % r. h. | B) 25 ℃以下で保存 |
SikaTack® Ultrafastは、空気中の湿気との反応により硬化します。一般的に空気中の含水量が少ない低温であればあるほど、硬化反応は少しずつ遅くなります(グラフ参照)。
グラフ: SikaTack® Ultrafastの硬化速度
SikaTack® Ultrafastは、一般的に、淡水、海水、希酸および希アルカリ溶液に耐薬品性があります;燃料、鉱油、植物性および動物性油脂に一時的な耐薬品性があります;有機酸、グリコール酸アルコール,濃無機酸および濃アルカリ溶液または溶剤には耐薬品性はありません。
表面は清潔で乾燥させ、グリス、オイル、そしてホコリを完全に取り除いてください。
表面処理は、被着材の種類や仕様によって決まり、長期的な接着には極めて重要です。下地処理の方法は、適切なSika®Pre-Treatment Chartの最新版にてご確認いただけます。これらの処理方法は経験に基づくものであり、いかなる場合でも、現物の被着材を使用した事前試験での検証を行ってください。セラミックコーティングのないフロントガラスは、適切なUV保護が必要です。
SikaTack® Ultrafastは、5 ℃ ~ 40 ℃の気候条件で施工することができますが、反応速度と施工性が変わることを考慮してください。気候と被着材の最適温度は15 ℃~25 ℃です。
SikaTack® Ultrafastは、施工前に80℃まで加温する必要があります。カートリッジ/ソーセージパックは通常、80 ℃になるのに60 分かかります。
カートリッジまたはソーセージパックは、冷却後再加温できますが、加温時間は合計で10 時間を超えないようにしてください。
接着剤の厚さを均一にするために、三角形状でのビード塗布を推奨します(図1参照)。
図1:三角ビードを上図のように圧着して下さい。
SikaTack® Ultrafastは、手動ガン、エアーガンまたは電動ガンで使用することができます。
高温多湿の環境下ではオープンタイムが非常に短くなります。必ずオープンタイム内にガラスを取り付けてください。接着剤の膜が形成された後は、絶対にガラスを取り付けないでください。
硬化前のSikaTack® Ultrafast は、Sika®Remover-208または他の適切な溶剤を用いて工具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。手など皮膚に付着した場合は、直ちにSika®Cleaner-350Hまたは適切な工業用ハンドクリーナーおよび水で洗い流してください。溶剤は使用しないでください。
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