さまざまな温度環境下での使用を想定して開発されたPowerflexテクノロジー(構造用弾性ポリウレタン接着剤)はお客様に革新的技術をお届けいたします。SikaForce®ポリウレタン接着剤は、低温の場合でも優れた弾性を持つ高強度構造接着剤です。

Powerflexは、構造用接着剤と弾性接着剤の両方の利点を兼ね備えたユニークな接着剤技術です。このテクノロジーにより、従来の2成分形ウレタン接着剤であるSikaforce®シリーズがさらにパワーアップし、車両の軽量化のための接着、複合材料の接合、板金組みたて、など協力でかつ、信頼性の高い接着が求められる様々な場面でご使用いただける製品が誕生しました。

Powerflexテクノロジーの最大の特長は、異なる温度帯においても機械的特性が安定しており、低温下でも耐久性と優れた強度を発揮することが可能な点にあります。従来両立しえなかった特性を兼ね備えることで、市場に流通している一般的な2成分形の構造用接着剤とは一線を画す、革新的な製品が誕生しました。Powerflexテクノロジーを使用した SikaForce®(ポリウレタン接着剤)は、接着部位がさらされているであろうさまざまな使用環境に左右されにくく、長期にわたって安定した接着性を保持するよう設計されています。

SikaForce®Powerflex接着剤の主なメリット:

  • 高い機械的強度による優れた荷重伝達は、低温でも弾性挙動が強化されており、亀裂を回避します。
  • 高温下でも接合部分の高剛性を維持。
  • 軽量材料の異なる熱膨張率にも対応可能。
  • 塗装処理した金属(例:電着塗装、粉体塗装など)、複合材料を接着するように開発されています。
Powercure Car Assembly

Sikaの独自の構造弾性Powerflex接着剤

新しい開発のコンセプトは、複合材料や金属を用いた軽量構造の結合に使用する接着剤性能を評価する際に、従来とは異なる視点で考えました。高い構造強度は、最適な荷重伝達が重要な要求事項となりますが、一般の構造用接着剤は、混合材料接合の異なる熱膨張率にのみ対応しているか、非常に低温下でも強い衝撃やねじれに耐えるかどちらかの弾性的要求しかを満たしておりません。

Powerflexテクノロジーを使用したSikaForce®は、さまざまな環境条件下での使用に対して安全であり、ラインナップすべてが非常に優れた機械的性能を持ち合わせています。それらは、高温(100℃まで)でも高い剛性があり、一方で−40℃まで下げても柔軟性を維持しています。この特性はまさにユニークであり、今までの常識を覆します。

Powerflexテクノロジーを使用したSikaForce®の主な特長

  • 高い構造強度と弾性接着剤の柔軟性をもつ
  • 低温下においても柔軟性を保持
  • 適用温度範囲内において安定した機械的強度を発揮
  • 高いエネルギー吸収能力
  • 接着剤由来のにおいがほとんどしません
"高い構造強度と柔軟性の両方の持ち合わせたPowerflexテクノロジーで最適な荷重伝達の革新的な技術をお届けします。"
Diagram: Structural Elastic Performance

一般的に1成分形ポリウレタン接着剤は、低温下においても一定の伸びを発揮する一方、高い強度(E-モジュラス)が求められる箇所の接着剤として使用するには、不向きな材料とされています。他方、2成分形構造用接着剤は、機械的強度に優れる反面、低温下においては柔軟性に欠け、異種材料の接着には適さない場合があります。また、一般的に2成分形の接着剤は高温下(80℃程度)においては機械的強度が急激に低下する挙動を示します。Sikaが独自に開発したPowerflexテクノロジーを用いた2成分形ポリウレタン接着剤Sikaforce®は高温下でも高い強度を保ちながら、適用温度範囲全体にわたってその柔軟性を維持します。

Diagram: E-Modulus

新たに開発されたSikaForce® ポリウレタン系接着剤は、構造用接着剤と弾性接着剤の両方の利点を兼ね備えた製品です。伸びと優れた機械的強度を両立したことで、CFRPとアルミニウムなど異なる熱膨張係数をもつ部材の接着や、複合材料の接着に優れた性能を発揮します。このような特徴をもたらすSikaForce®のPowerflexテクノロジーは、お客様のものづくりにおける新たなデザインの実現に貢献します。

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