D1高速道路トンネル

二重吹付けコンクリート（J2級、J3級）と二次覆工を施した断片10m幅のトンネルは、従来工法で掘削されます。現場での吹付けコンクリート打設総量は20万m³であるのに対し、現場打ち二次覆工コンクリートの打設総量は17万m³に達します。

現場の地質条件のため、吹付けコンクリートは強度発現クラスJ2およびJ3の両方で施工され、二次覆工コンクリートは打設後8時間で12Mpaに達するように設計されています。

コンクリート及び吹付けコンクリート製造の為に、ビスノベとドゥブナスカラの坑口付近の現場には2つのバッチャプラントが設置されています。可使時間（経時120分）の長い吹付けコンクリート調合は、スランプ経時安定性を付与するために特別に設計されたポリカルボン酸系高性能AE減水剤であるSika®ViscoCrete®SC305を使用することにより実現しました。更に、Sigunit L-5601AFおよびSigunit L-53AFの使用により、標準的でも困難な吹き付けコンクリート作業を安全に施工することもできました。Sika®ViscoCrete®21の使用により、強度発現性の早い二次覆工が達成されました。

Sika® Separol®-33 Universal
SikaSwell® S2
SikaPump® Start-1
Sika® NB 1
Sika Betonlöser
Sika Elastomer FM 250
Sika MonoTop®
SikaRep® CZ
SikaWaterbar®
Sigunit L-5601 AF
Sigunit L-53 AF