SikaPower®-1277
⾼靭性・⾼耐衝撃性 2成分形エポキシ構造⽤接着剤
SikaPower®-1277 は、常温で硬化する2成分形エポキシ構造⽤接着剤です。本製品は、⾼い強度と耐衝撃性が要求される部位での⾦属(鋼板、アルミ)や複合材料(GFRP、CFRP など)の接着に適しています。接着剤は形状保持性が良く、ガラスビーズ⼊りのため、適切な接着厚み(0.3mm)を容易に確保することができます。
- 高強度で耐衝撃性に優れる
- 専用ガンが不要
- ガラスビーズ入りで最適な接着厚みの確保が容易
⾼靭性・⾼耐衝撃性 2成分形エポキシ構造⽤接着剤
SikaPower®-1277 は、常温で硬化する2成分形エポキシ構造⽤接着剤です。本製品は、⾼い強度と耐衝撃性が要求される部位での⾦属(鋼板、アルミ)や複合材料(GFRP、CFRP など)の接着に適しています。接着剤は形状保持性が良く、ガラスビーズ⼊りのため、適切な接着厚み(0.3mm)を容易に確保することができます。
SikaPower®-1277 (A+B)
デュアルカートリッジ | 400 ml |
ミキサー: Sulzer MixPacTM MFQ 08-24T |
SikaPower®-1277 (A)
ペール缶 | 19 kg |
SikaPower®-1277 (B)
ペール缶 | 19 kg |
特性 |
| ||||
主成分 |
| ||||
色 (CQP001-1) |
混合後 |
| |||
密度 |
混合後 (計算値) |
| |||
混合比率 | A:B 体積比 A:B 重量比 | 2:1 2:1 | |||
粘度 (CQP029-4) | 10 s-1 の時 |
| |||
性状 | チキソ性のあるペースト | ||||
施工温度範囲 | 15 ~ 35 ℃ | ||||
オープンタイム (CQP046-11 / ISO 4587) | 両面塗布接着の場合 | 1 時間 B, C, D | |||
ハンドリングタイム (CQP046-11 / ISO 4587) | 11 時間 C, D | ||||
硬化時間 (CQP046-9 / ISO 4587) | 20 MPa に到達するまで | 24 時間 C, D | |||
硬度(ショアD) (CQP023-1 / ISO 48-4) | 75 C, E | ||||
引張り強度 (CQP543-1 / ISO 527) | 30 MPa C, E | ||||
E-モジュラス (CQP543-1 / ISO 527) | 2 000 MPa C, E | ||||
破断時の伸び (CQP543-1 / ISO 527) | 4 % C, E | ||||
引張りせん断強度 (CQP046-9 / ISO4587) | 28 MPa C, D, E | ||||
衝撃はく離強度 (CQP505-1 / ISO 11343) | 30 N/mm C, D, E, F | ||||
ガラス転移点 (CQP509-1 / ISO 6721) | 67 ℃ E | ||||
保存期間 | カートリッジ ペール缶 | 24 ヶ月 G 12 ヶ月 G |
CQP = Corporate Quality Procedure | A) 20 ℃で試験 | B) 被着材両面に塗布 |
C) 23 ℃ / 50 % r. h. | D) 接着厚み: 25 x 10 x 0.3 mm / 鋼板 | E) 23 ℃ 2週間で硬化 |
F) 衝撃速度: 2 m/s | G) 10 ~ 30 ℃で保存 |
SikaPower®-1277 は、A 剤とB 剤の化学反応により常温で硬化します。硬化温度をより⾼くした場合、硬化速度は⾶躍的に加速され、また、最終的なガラス転移温度、ならびに引張強度、引張せん断強度も増加する傾向があります。以下の表は異なる硬化時間と温度における代表的な引張せん断強度の発現を⽰しています。
温度 | 時間 | 強度 |
23 ℃ | 24 時間 | 20 MPa |
60 ℃ | 60 分 | 10 MPa |
80 ℃ | 30 分 | 15 MPa |
表 1: 代表的な硬化条件でのせん断強度発現 (測定温度: 23 ℃)
耐薬品性や熱への暴露に関しては、実⽤途に即したテストを実施してください。
表⾯は清潔で乾燥させ、グリス、オイル、そしてホコリを完全に取り除いてください。表⾯処理は、被着材の種類や仕様によって異なり、⻑期にわたる接着性の確保のためには不可⽋です。全ての下地処理の手順は、組み⽴て⼯程における実条件を考慮し、実際の被着材を使⽤した事前試験によって確認する必要があります。
SikaPower®-1277 は、デュアルカートリッジには適切なピストン式ガンを使用し、また、ペール⽸の場合は2 液⽤のポンプシステムを使⽤して、吐出してください。吐出装置を⽤いる場合は、⽤途に合わせて適切なスタティックミキサーを使⽤して下さい。
カートリッジを使⽤する場合: ミキサーを取り付ける前に、A剤とB剤が均⼀に吐出されるまで捨て打ちを⾏ないます。次に、ミキサーを装着し、塗布の前にビードの最初の数cmを捨て打ちして下さい。
被着材の両⽅の接着⾯にそれぞれ接着剤を塗布し、スパチュラ等を使⽤して塗り広げ、1 時間のオープンタイム内に貼り合わせを完了させて下さい。⽚⾯塗布による施⼯を⾏う場合は、事前にシーカ・ジャパン(株) テクニカルサービスにご相談下さい。尚、ミキサーオープンタイムは30分です。
硬化前の SikaPower®-1277 は、Sika®Remover-208 または他の適切な溶剤を⽤いて⼯具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。⼿など⽪膚に付着した場合は、直ちにSika®Cleaner-350 H または適切な⼯業⽤ハンドクリーナーおよび⽔で洗い流してください。溶剤は使⽤しないでください。
SikaPower®-1277 は、乾燥した場所で10℃から30℃の間に保つ必要があります。直射日光や霜にさらさないでください。パッケージを開封した後は、中身を湿気から保護する必要があります。
一般的なエポキシ系構造用接着剤では強度が高くても脆く、耐衝撃性が低いことが欠点でした。SikaPower🄬-1277はSikaの特許技術により、構造用接着剤の強度・剛性と、非常に優れた耐衝撃性を両立しており、長期耐久性が求められる輸送機器用途に適した構造用接着剤です。
わずかに表面に現れているのはガラスビーズによるものです。このガラスビーズは0.3mmの接着厚みを確保し、オーバークランピングを防ぎます。
SikaPower®-1277には腐食防止剤が含まれており、すべての研磨箇所で腐食防止を確実にするため、両方の接着面に塗布します。
はい、SikaPower®-1277はハンドリングタイム以内でスポット溶接することができます。(ハンドリングタイムは環境や材料温度により変化します)
このサイトでは一部の機能を正常にお使いいただくためにCookieを使用しています。
こちらのサイトではCookieを受け入れてご利用ください。