SikaForce®-840 L15

SikaForce®-840 L15は、2成分の化学反応により室温で硬化します。温度が高い条件では硬化が速くなり、オープンタイムは短くなります。また、湿度が高い条件においてもオープンタイムは短くなります。塗布時のビード寸法が大きい場合、製品の反応熱によって硬化反応が促進され、作業時間とハンドリングタイムが短くなります。

オープンタイムに到達すると、非常に速いスピードで硬化反応が進み、数分の間に粘度は急上昇します。

耐薬品性や熱への暴露に関しては、実用途に即したテストで確認する必要があります。

表面は清潔で乾燥しており、グリス、オイル、そしてホコリがない状態にしてください。表面の状態や素材の種類によっては、物理的または化学的な前処理が必要になる場合があります。
下地処理の方法は、事前のテストによって決定してください。

カートリッジタイプを使用する場合は、スタティックミキサーを取り付ける前に、A剤とB 剤が均一に吐出されるまで捨て打ちを行ないます。次に、ミキサーを装着し、最初の数センチ分のビードを捨て打ちしてください。

デュアルカートリッジタイプを使用する場合は、ピストン式のエアーガンもしくは電動ガンの使用を推奨します。

SikaForce®-840 L15は適切な2液用ポンプ装置を使用してペール缶から吐出することも可能です。2液用ポンプ装置で吐出する場合は、特定の用途に合わせてミキサーを調整する必要があります。

適切なポンプ装置の選定および設定に関しては、シーカ・ジャパン(株)にお問い合わせください。

未硬化の SikaForce®-840 L07 は、Sika® Remover-208または他の適切な溶剤を用いて工具や機器から取り除いてください。

手など皮膚に付着した場合は、直ちにSika® Cleaner-350H のようなウエットタオルで拭き取るか、適切な工業用ハンドクリーナーと水で洗い流してください。
溶剤は使用しないでください。

SikaForce®-840 L15 は、10℃から30℃の乾燥した場所に保管してください。直射日光や霜にさらさないでください。パッケージ開封後は、中身が湿気に触れないようにしてください。
輸送中の最低許容温度は、-20℃で最大7日間です。