Sikaflex®-223
⾼耐候性 低モジュラス接着剤・シーリング材
Sikaflex®-223 は、様々な被着材に良好に接着し、内外装の用途に適した低モジュラスの1成分形ポリウレタン系接着剤・シーリング材です。 非常に優れた耐候性により、暴露された継ぎ目のシーリング材として使用できます。Sikaflex®-223 は低モジュラスのため、有機ガラス(ポリカーボネート、アクリル)の接着やシーリングに使⽤可能です。
- 有機ガラスに使用可能
- 優れた耐劣化性および耐候性
- 滑らかな仕上げが可能
⾼耐候性 低モジュラス接着剤・シーリング材
Sikaflex®-223 は、様々な被着材に良好に接着し、内外装の用途に適した低モジュラスの1成分形ポリウレタン系接着剤・シーリング材です。 非常に優れた耐候性により、暴露された継ぎ目のシーリング材として使用できます。Sikaflex®-223 は低モジュラスのため、有機ガラス(ポリカーボネート、アクリル)の接着やシーリングに使⽤可能です。
カートリッジ | 300 ml |
ソーセージパック | 600 ml |
ペール缶 | 23 l |
主成分 | 1成分形ポリウレタン | |
色 (CQP001-1) | ブラック | |
硬化機構 | 湿気硬化 | |
密度 (未硬化) | 色により異なる | 1.23 kg/l |
形状保持性 | 良い | |
施工温度範囲 | 施工環境 | 10 ~ 35 ℃ |
スキンタイム (CQP019-1) | 60 分 A | |
オープンタイム (CQP526-1) | 45 分 A | |
硬化速度 (CQP049-1) | (グラフ参照) | |
収縮率 (CQP014-1) | 1 % | |
硬度 (ショアA) (CQP023-1 / ISO 48-4) | 35 | |
引張り強度 (CQP036-1 / ISO 527) | 2 MPa | |
破断時の伸び (CQP036-1 / ISO 527) | 500 % | |
引裂き強度 (CQP045-1 / ISO 34) | 5 N/mm | |
引張りせん断強度 (CQP046-1 / ISO 4587) | 1.5 MPa | |
適用温度範囲 (CQP509-1 / CQP513-1) | -50 ~ 90 ℃ | |
保存期間 | ソーセージパック / カートリッジ ペール缶 | 12 ヶ月 B 9 ヶ月 B |
CQP = Corporate Quality Procedure | A) 23 ℃ / 50 % r. h. | B) 25 ℃以下で保存 |
Sikaflex®-223 は空気中の⽔分(湿気)との反応により硬化します。⼀般的に低温低湿時は空気中の⽔分が少なく、硬化は遅くなります。(グラフ1 参照)
グラフ 1: Sikaflex®-223 の硬化速度
Sikaflex®-223 は、⼀般的に、淡⽔、海⽔、希酸および希アルカリ溶液に耐性があります; 燃料、鉱油、植物性および動物性油脂に対しては⼀時的な耐性がありま す; 有機酸、グリコール酸アルコール、濃無機酸および濃アルカリ溶液または溶剤に対しては耐性はありません。
表⾯は清潔で、乾燥し、グリス、オイル、ホコリ、そして汚染物質がないようにしてください。
表⾯処理は、被着材の種類や仕様によって決まり、⻑期的な接着には極めて重要です。
下地処理の⽅法は、適切なSika®Pre-Treatment Chartの最新版でご確認いただけます。これらの処理⽅法は経験に基づくものであり、いかなる場合でも現物の被着材での事前試験にて検証してください。
Sikaflex®-223 は、10℃ 〜 35℃ (気候および製品) の間で施⼯することができますが、反応性、施⼯性の変化を考慮する必要があります。被着材とシーリング材の最適温度は15℃ 〜 25℃ の間です。低温下での粘度上昇を考慮してください。施⼯を容易にするために、使⽤前に接着剤を室温に戻してください。
接着剤の厚さを均⼀にするために、三⾓形状でのビード塗布を推奨します。(図1参照)
図 1: 三角ビードを上図のように圧着してください
Sikaflex®-223 は、ピストン式のハンドガ ン、エアーガンまたは電動ガンならびにポンプ設備で塗布することができます。⾼温多湿の環境下ではオープンタイムが⾮常に短くなります。必ずオープンタイ ム内に部材を取り付けてください。接着剤の膜が形成された後は、絶対に部材を 取り付けないでください。
ポンプの選定・設定に関するご質問等は 、シーカ・ジャパン(株) テクニカルサービスまでお問い合わせください。
均しおよび仕上げは接着剤のスキンタイム内に行う必要があります。Sika® Tooling Agent N の使用をお勧めします。他の仕上げ剤は適合性および互換性について、使用前に試験にて確認してください。
硬化前の Sikaflex®-223 は、Sika® Remover-208 または他の適切な溶剤を⽤いて⼯具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。⼿など⽪膚に付着した場合は、直ちに Sika®Cleaner-350H のようなウエットタオルや適切な⼯業⽤ハンドクリーナーと⽔で洗い流してください。
溶剤は使⽤しないでください。
Sikaflex®-223 は、被膜が形成された後に塗装することができます。焼付け⼯程がある場合、シーリング材が完全に硬化した後に⾏うことで最良の性能が得られます。⼀般的に、1成分形ポリウレタン系および2成分形アクリル系塗料は上塗り塗装に適しています。使⽤されるすべての塗料について、実際の使⽤条件にて事前試験を実施し、確認する必要があります。塗装の伸縮性は、通常、シーリング材の伸縮性よりも 低くなります。これにより、上塗り⾯の塗装にひび割れが⽣じることがあります。
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