
Sikasil® SG-500
Sikasil® SG-500 は、高モジュラスの2 成分形脱アルコール型の構造用シリコーン接着剤です。主に建築用ガラスの接着に使用されます。 Sikasil® SG-500 のブラックは、EOTA(欧州技術評価機構) ETAG 002に準拠し、CEマークが付与されています。
- 優れた耐UV性および耐候性
- EOTA ETAG 002, EN 15434およびASTM C 1184に適合
- DIN 4102-1 class B1 に適合
特長
- 優れた耐UV性および耐候性
- SNJF-VEC認定済(製品コード: 2433)
- 耐火試験 クラスB1(DIN 4102-1) : Sikasil® SG-500 ブラック
- EOTA ETAG 002(ETA)、EN 15434、およびASTM C 1184に適合
- 欧州評価文書(EAD)として使用されるETAG 002 Part 1 Edition November 1999 (2012年3月改訂) 、技術評価機関(Deutsches Institut für Bautechnik) によって発行されたETA-03/0038、性能宣言書(DoP) 15754339、製品認証機関0757認証、性能不変性証明0757-CPR-596-7110761-1-5取得、CEマーキングされた建築用ガラスのシーリング/接着キットで使用する構造用シーリング材
- 動的荷重に対する引張強度設計:σdes = 0.14 MPa (ETA)
適用範囲
Sikasil® SG-500は、建築用ガラスの接着やその他の要求の厳しい工業製品用途に最適です。 この製品は、施工経験のある専門業者での使用を前提としています。使用する被着材に対する接着性と施工条件の適合性の事前確認は必ず実施して下さい。荷姿
Sikasil® SG-500 (A)
ペール缶 | 26 kg |
ドラム缶 | 260 kg |
Sikasil® SG-500 (B)
ペール缶 | 20 kg |
Sikasil® SG-500 (A+B)
カートリッジ | 490 ml |
ミキサー: MBLTX 14-22G by medmix |
製品詳細
特性 |
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主成分 | 2成分形シリコーン | ||||
色 (CQP001-1) |
混合後 |
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硬化機構 | 重縮合 | ||||
硬化タイプ | ニュートラル (脱アルコール型) | ||||
密度 (未硬化) |
混合後 |
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混合比率 | A:B 体積比 A:B 重量比 | 10:1 13:1 / 13.7:1 C | |||
粘度 (CQP029-6) |
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性状 | ペースト状 | ||||
施工温度範囲 | 施工環境 | 5 ~ 40 ℃ | |||
スナップタイム (CQP554-1) | 50 分 A | ||||
タックフリータイム (CQP019-3) | 240 分 A | ||||
硬度 (ショアA) (CQP023-1 / ISO 48-4) | 45 / 40 C | ||||
引張り強度 (CQP036-1 / ISO 527) | 1.9 MPa | ||||
100% モジュラス (CQP036-1 / ISO 527) | 1.1 MPa | ||||
破断時の伸び (CQP036-1 / ISO 527) | 250 % | ||||
引裂き強度 (CQP045-1 / ISO 34) | 6 N/mm | ||||
適用温度範囲 (CQP513-1) | -40 ~ 150 ℃ | ||||
保存期間 |
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CQP = Corporate Quality Procedure | A) 23 ℃ / 50 % r. h. |
B) 25 ℃以下で保存 | C) $v(name) ホワイト |
硬化機構
Sikasil® SG-500 は、2 成分の混合直後より硬化が開始します。
硬化速度は主に温度に影響を受け、温度が高くなるほど硬化が速くなります。ただし50℃以上の加熱は発泡する可能性がありますので、避けて下さい。スタティックミキサー内部に残留しているシーリング材 / 接着剤の使用可能時間 (ミキサーオープンタイム) は、前ページの表に示されたスナップタイムよりも非常に短時間になります。
施工方法
下地処理
被着材表面は清潔で乾燥させ、グリス、オイル、そしてホコリを完全に取り除いてください。表面処理は、被着材の種類や仕様によって決まり、長期的な接着には極めて重要です。
施工
被着材とシーリング材の最適温度は、15 ℃から25 ℃の間です。
塗布する前に、Sikasil® SG-500 の2 成分を気泡が入らないように注意して適切な混合比率の±10%で均一に混合して下さい。既製の計量装置やミキサー設備が使用可能です。適切なポンプシステムの詳細な情報については、日本シーカ㈱工業製品本部技術サービスグループまでお問い合わせ下さい。
B 剤は空気中の湿気と反応する為、B 剤を空気へ暴露することは極力避けて下さい。
施工寸法は適切に設定する必要があります。必要なジョイント寸法の計算基準は、接着剤と隣接する建築材料の技術値、建築部材の暴露、それらの構造とサイズ、および外的荷重です。
仕上げ
均しおよび仕上げは、接着剤のスナップタイム内に仕上げてください。
塗布したSikasil® SG-500を仕上げる際は、接着面の濡れをよくするために接着剤を接合面に押し付けます。表面仕上げ材は使用しないでください。
除去
硬化前のSikasil® SG-500は、Sika®Remover-208または他の適切な溶剤を用いて工具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。
一般的に再利用可能な金属製のスタティックミキサーは、Sika® Mixer Cleanerでクリーニングできます。
手など皮膚に付着した場合は、直ちにSika®Cleaner-350Hまたは適切な工業用ハンドクリーナーおよび水で洗い流してください。溶剤は使用しないでください。
上塗り塗装
Sikasil® SG-500 は上塗り塗装ができません。
施工限度
通常、構造用グレージングおよび窓ガラス接着のためにSikaが推奨するソリューションは適合性があります。それらのソリューションは、Sikasil® シリーズ SG、IG、WS、およびWTシリーズです。さまざまなSikasil® 製品とその他のSika製品間の互換性に関する特定の情報については、⽇本シーカ㈱⼯業製品本部 技術サービスグループにお問い合わせください。
Sikasil® SG-500に影響を与える材料を除外するには、ガスケット、セッティングブロック、シーリング材など、直接および関節的に接触するすべての材料は、事前にSikaによって確認されている必要があります。
2 種類以上の異なる反応系シーリング材を使⽤される場合、先に施⼯されたシーリング材が完全硬化してから次のシーリング材を施⼯してください。
上記のSikaプロセス材料は、Sika Industryによる該当プロジェクトの詳細な審査と書面による承認を行った後、構造用グレージング、または窓ガラス接着用途でのみ使用できます。