吹付けコンクリート用混和剤・シールド掘進機用止水材

アルカリフリー液体急結剤が開発される前の液体急結剤は、アルミン酸塩が主成分であり、ナトリウム(Na) やカリウム(K) を多量に含んだ強いアルカリ性の溶液でした。このため、現場での取り扱いの際にアルカリ火傷の危険性などに注意を払う必要がありました。平成30年(2018年)には、従来の粉体急結剤の主成分である「アルミン酸ナトリウム」が劇物に指定されています。また、一般的に粉体急結剤を使用した吹付けコンクリートの粉じん発生量は、液体急結剤を使用した場合に比べ、多くなるといわれています。

シーカのアルカリフリー液体急結剤「シーカ シグニット」は、成分中にアルカリ分をほとんど含まないアルカリフリーの液体急結剤で、毒物・劇物の指定に該当しません。作業員に対する安全性が高く、かつ粉じんを低減して作業環境を改善するとともに、長期強度の低下が少ない耐久性に優れた吹付けコンクリートの施工を可能にします。

シーカ® ビスコクリート® UG 2000 は高性能減水剤の効果に加え、増粘性高分子化合物の効果によって、粉じん量やはね返り量をより低減します。また、ポンプ圧送性を改善します。従来の粉じん対策では、粉じん低減剤を使用する必要がありましたが、高性能減水剤を「シーカ® ビスコクリート® UG 2000 」に置き換えるだけで、粉じん低減効果が得られます。

シーカタード HCA シリーズ は、湿式吹付けコンクリート工法用に開発された画期的なセットコントロール剤で、コンクリートの練り置き時間を1~16時間まで自由にコントロールすることができます。この特性により、従来は夜間に製造していた吹付けコンクリートを、日中に製造して夜間まで練り置いて使用することができますので、夜間のコンクリート製造作業を省力化し吹付け工事の効率化が図れます。

シーカフューム MS 610 は、金属シリコンとフェロシリコン合金を製造する際に産出される、二酸化ケイ素(SiO)を主成分とした球状で超微粒子のシリカフュームです。吹付けコンクリートのポンプ圧送性等の作業性を改善します。また、塩化物イオンの浸透性を低減し、水密性を増加させるため、長期強度と耐久性を向上することができます。

シーカ スタビライザー 2132 TBMは、シールドマシンのテールシール部に備えられているワイ ヤーブラシに塗り込むタイプ(初期充填用)で、 金属やコンクリートへの高い付着性があり、優れた油分離抵抗性と自己消火性を有します。

シーカ スタビライザー 2131 TBMは、掘進中にワイヤーブラシ間に常に給脂するタイプ(掘進用)で、優れた耐水圧性・ポンプ圧送性・油分離抵抗性があり、難燃性です。

Sika engineer supervising concrete spraying in mine tunnel with Aliva shotcrete machine