Sikasil® SI
1成分形シリコーン系シーリング材
Sikasil® SI は、空気中の湿気と反応して室温で硬化する1成分形シリコーン系弾性シーリング材です。耐久性、耐候性、および耐熱性に優れており、多くの被着材に対して良好な接着性を示します。JIS A 5758 建築用シーリング材の耐久区分(G-30SLM-9030G(SR-1)、G-F-20LM-9030(SR-1))に相当しています。
- 耐久性、耐候性、および耐熱性に優れる
- カートリッジガンでの押出し性とヘラ仕上げが良好
- 多種多様な被着材に対する良好な接着性
- JIS Ａ 5758 建築用シーリング材 耐久性区分 (G-30SLM-9030G(SR-1)、G･F-20LM-9030(SR-1)) に相当
特長
- 耐久性、耐候性、および耐熱性に優れる
- カートリッジガンでの押出し性とヘラ仕上げが良好
- 多種多様な被着材に対する良好な接着性
- JIS Ａ 5758 建築用シーリング材 耐久性区分 (G-30SLM-9030G(SR-1)、G･F-20LM-9030(SR-1)) に相当
適用範囲
Sikasil® SI は、多種多様な被着材に良好に接着し、恒久的な弾性シールに適しています。耐候性、耐熱性に優れるので、ガラスまわりの目地や水まわり(キッチン、洗面、浴室など)の使用にもお使いいただけます。 応⼒⻲裂を起こしやすい材料に Sikasil® SI を使⽤する場合は、材料メーカーに確認の上、使⽤前に現物の被着材で試験を実施してください。 本製品は施⼯経験のある専⾨業者での使⽤を前提としています。実際の被着材と作業環境で試験を実施し、接着性と材料の適合性を必ず確認してください。荷姿
| カートリッジ | 330 ml |
製品詳細
| 主成分 | 1成分形シリコーン | |
| 色 (CQP001-1) | ブラック、クリヤー | |
| 硬化機構 | 湿気硬化 | |
| 硬化タイプ | 脱オキシム形 | |
| 密度 (未硬化) | 1.03 kg/l | |
| 形状保持性 (CQP061-4 / ISO 7390) | 良い | |
| 施工温度範囲 | 施工環境 | 5 ~ 35 ℃ |
| スキンタイム (CQP019-1) | 10 分 A | |
| タックフリータイム (CQP019-3) | 20 分 A | |
| 硬化速度 (CQP049-1) | グラフ参照 | |
| 硬度 (ショアA) (CQP023-1 / ISO 48-4) | 20 | |
| 引張り強度 (CQP036-1 / ISO 527) | 1.0 MPa | |
| 100% モジュラス (CQP036-1 / ISO 37) | 0.3 MPa | |
| 破断時の伸び (CQP036-1 / ISO 527) | 500 % | |
| 引裂き強度 (CQP045-1 / ISO 34) | 2.0 N/mm | |
| 適応温度範囲 | -40 ~ 150 ℃ | |
| 保存期間 (CQP016-1) | 12ヶ月 B |
| CQP = Corporate Quality Procedure | A) 23℃ / 50%r.h. | B) 25℃以下で保存 |
硬化機構
Sikasil® SI は空気中の⽔分(湿気)との反応により硬化します。⼀般的に低温低湿時は空気中の⽔分が少なく、硬化は遅くなります。(グラフ1 参照)
グラフ1: Sikasil® SIの硬化速度
施工方法
下地処理
表⾯は清潔で乾燥させ、グリス、オイル、そしてホコリを完全に取り除いてください。表⾯処理は、被着材の種類や仕様によって決まり、⻑期的な接着には極めて重要です。
施工
Sikasil® SI は5 ℃から35 ℃の間で施⼯することができますが、反応性および施⼯性能の変化を考慮してください。被着材とシーリング材の最適温度は、15 ℃から25 ℃の間です。Sikasil® SI はピストン式のハンドガン、エアーガンまたは電動ガンで塗布することができます。施工に関するご質問等は、⽇本シーカ(株) ⼯業製品本部 技術サービスグループまでお問い合わせください。
仕上げ
均しおよび仕上げは、シーリング材のスキンタイム内に仕上げてください。Sikasil® SI を均す際は、接着⾯の濡れをよくするために、ヘラなどで目地や塗布面に押し付けるように均してください。表⾯仕上げ剤は使⽤しないでください。
除去
硬化前の Sikasil® SI は、Sika® Remover-208 または他の適切な溶剤を⽤いて⼯具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。⼿など⽪膚に付着した場合は、直ちに Sika® Cleaner-350H のようなウエットタオ ルで拭き取るか、適切な⼯業⽤ハンドクリーナーと⽔で洗い流してください。溶剤は使⽤しないでください。
上塗り塗装
Sikasil® SI は上塗り塗装できませ ん。
施工限度
Sikasil® SI の硬化や物性に影響を与える材料を除外するには、直接または間接的に接触しているすべての隣接材料を試験して確認する必要があります。
2種類以上の異なる反応性シーリング材を使⽤する場合は、先に塗布したシーリング材が完全に硬化してから、次のシーリング材を施⼯してください。
石材目地やタイル、ホーロー、塗装パネルなどの外装目地にシリコーンシーラントを使用すると、目地周辺が汚れることがあります。使用の際は、事前にご確認ください。
シリコーンオイルの染み出しや、目地周辺へのはっ水汚染が発生することがありますので、ご注意ください。
構造シーラント(SSG)用途には、使用しないでください。