SikaForce®-302

SikaForce®-302 (Purform®)は、2成分の化学反応によって常温で硬化します。⾚外線ランプやオーブンを使って最低5分間加熱することにより、硬化速度を速くすることが可能です。ただし、補修箇所が50℃を超えないように加熱してください。

Sika® Cleaner G+Pと清潔なタオルを使用して、接着面全体を広く清掃、および脱脂してください。その後、80 ～ 180番手のサンディングペーパーで表面を研磨します。

Sika® Cleaner G+Pと清潔なタオルで接着面全体をもう一度きれいにします。次の工程の前に、表面が完全に乾いていて、水分が残っていない状態であることを確認してください。

SikaForce®-300 Primerを両面に薄くスプレーし、少なくとも5分間置いてください。さらなる表面処理が必要かどうかは、被着材の特定の性質によって異なります。

SikaForce®-302 (Purform®) は、15 ～ 30℃(製品、施工環境、被着材温度)で施工してください。

ミキサーを取り付ける前に、A剤とB剤が均一に吐出されるまで捨て打ちしてください。スタティックミキサー装着後、接着面に接着剤を塗布し始める前に、ミキサーの1/3の長さ分、捨て打ちしてください。

適切なピストンガンを使用して、SikaForce®-302 (Purform®)を吐出します。正確に混合するためには、SikaForce®-302用のミキサーチップ(パッケージに同梱、および別売り)が必要です。

吐出後、接着剤を再び使用するまでは、ミキサーをカートリッジに取り付けたままにしてください。残った接着剤は、適切に保管されていれば、数週間は使用が可能です。

SikaForce®-301 (Purform®)を再び使用する場合は、スタティックミキサーを取り外して適切に廃棄してください。カートリッジの吐出口の汚れを、きれいにしてください。その後、新しいミキサーを取り付けて、先述の手順に従って吐出を始めてください。

Sikaの成型フィルムと補強フィルムは、再成形や造形作業に利用することができます。

硬化前のSikaForce®-302 (Purform®)は、Sika® Remover-208または他の適切な溶剤を用いて工具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。

手など皮膚に付着した場合は、直ちにSika® Cleaner-350Hのようなウェットタオルや適切な工業用ハンドクリーナーと水で洗い流してください。

溶剤は使用しないでください。

未硬化のSikaForce®-302 (Purform®)は、15 ～ 30℃の乾燥した場所で保管してください。直射日光や霜にさらさないでください。