Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50
Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は、ガラス窓接着⽤の硬化促進型ポリウレタン接着システムです。ガラス、セラミックコーティング、塗装⾯、電着塗装⾯など、商⽤⾞の製造におけるガラス窓接着に関連する接着材に適しています。 Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は、シ ーカのブラックプライマーレス接着プロセスに対応しています。 SikaBooster®を使⽤することで、気候条件による影響をほとんど受けません。
- 硬化および接着⼒発現の促進
- ⾮常に良い施⼯性
- ⾃動塗布に最適
- Sika® Booster技術により、気候条件による影響をほとんど受けずに硬化
- ⾼い機械的強度
- 無溶剤
特長
- 硬化および接着⼒発現の促進
- ⾮常に良い施⼯性
- ⾃動塗布に最適
- Sika® Booster技術により、気候条件による影響をほとんど受けずに硬化
- ⾼い機械的強度
- 無溶剤
適用範囲
Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は、速い接着性と強度発現が求められる、ペール⽸/ドラム⽸パッケージによる⼿作業および⾃動組み⽴てラインでのガラス窓接着⽤に特別に開発されています。 SikaBooster® P-50を添加することにより、接着性と強度の速い発現が可能になります。 応⼒⻲裂を起こしやすい材料に Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 を使⽤する場合は、材料メーカーに確認の上、使⽤前に現物の被着材で試験を実施してください。 本製品は施⼯経験のある専⾨業者での使⽤を前提としています。使⽤する被着材に対する接着性と使⽤条件の適合性の事前確認は必ず実施して下さい。荷姿
Sikaflex®-271
| ペール缶 | 23 l |
| ドラム缶 | 195 l |
SikaBooster® P-50
| ソーセージパック | 600 ml |
| ペール缶 | 23 l |
製品詳細
| 主成分 | ポリウレタン | |
| 色 (CQP001-1) | ブラック | |
| 硬化機構 | 湿気硬化 A | |
| 密度 (未硬化) | 接着剤 SikaBooster® P-50 | 1.18 kg/l 1.10 kg/l |
| Booster混合割合 | 体積比率 重量比率 | 2.0 % 1.9 % |
| 形状保持性 | とても良い | |
| 施工温度範囲 | 施工環境 | 10 ~ 45 ℃ |
| オープンタイム (CQP526-1) | 10 分 B | |
| 初期引張りせん断強度 (CQP046-1 / ISO 4587) | 表1参照 | |
| 収縮率 (CQP014-1) | 1 % | |
| 硬度 (ショアA) (CQP023-1 / ISO 48-4) | 65 | |
| 引張り強度 (CQP036-1 / ISO 527) | 7 MPa | |
| 破断時の伸び (CQP036-1 / ISO 527) | 350 % | |
| 引裂き強度 (CQP045-1 / ISO 34) | 10 N/mm | |
| 引張りせん断強度 (CQP046-1 / ISO 4587) | 5 MPa | |
| 適用温度範囲 (CQP509-1 / 513-1) |
4 時間 1 時間 | -40 ~ 90 ℃ 120 ℃ 140 ℃ |
| 保存期間 | 接着剤 SikaBooster® P-50 | 6 ヶ月 C 9 ヶ月 C |
| ミキサー |
少量の場合 | Statomix MS13/18 G Statomix MS06/18 T |
| CQP = Corporate Quality Procedure | A) SikaBooster® P-50 より供給 | B) 23 ℃ / 50 % r. h. | C) 25 ℃以下で保存 |
硬化機構
Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は、SikaBooster® P-50による⽔分との反応により、気候条件による影響を⼤きく受けずに硬化します。代表的な強度発現デー タは以下の表をご参照ください。
| 時間 [h] | 23℃での引張せん断強度 [MPa] |
| 1 | 1.5 |
| 2 | 4 |
| 3 | 5 |
表1: Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50の強度発現
耐薬品性
Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は、⼀般的に、淡⽔、海⽔、希酸、および希アルカリ溶液に対しては耐性があります; 燃料、鉱油、植物性および動物性油脂に対しては⼀時的な耐性があります; 有機酸、グリコール酸アルコール、濃無機酸、および濃アルカリ溶液、または溶剤には耐性はありません。
施工方法
下地処理
表⾯は清潔で乾燥させ、グリス、オイル、そして埃を完全に取り除いてください。表⾯処理は、被着材の種類や仕様によって異なり、長期にわたる接着性の確保のためには不可⽋です。全ての下地処理の⼿順は、組み⽴て⼯程における実条件を考慮し、実際の被着材を使⽤した事前試験によって確認する必要があります。
施工
Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は適切な吐出システムで施⼯する必要があります。推奨のミキサーを使⽤してください。(表ページ参照)
Sikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は、10℃〜45℃の間で施⼯することができますが、反応性、施⼯性の変化を考慮する必要があります。被着材と接着剤の最適温度は15〜25℃の間です。
接着剤の厚さを均⼀にするために、三⾓形状でのビード塗布を推奨します。(図 １参照)
図1: 三⾓ビードを上図のように圧着してください。
オープンタイムは⾼温多湿の環境下では⼤変短くなります。必ずオープンタイム内にガラスを取り付けてください。接着剤の膜が形成された後は、絶対にガラスを取り付けないでください。
経験則として、+10 ℃の温度上昇でオープンタイムは半分になります。
ポンプの選定・設定に関するご質問等は、シーカ・ジャパン(株) テクニカルサービスまでお問い合わせください。
除去
硬化前のSikaflex®-271 + SikaBooster® P-50 は、Sika®Remover-208または他の適切な溶剤を⽤いて⼯具や機器から取り除いてください。硬化後は機械的に取り除くしかありません。⼿など⽪膚に付着した場合は、直ちにSika®Cleaner-350H、または適切な⼯業⽤ハンドクリーナーと⽔で洗い流してください。
溶剤は使⽤しないでください。