交換用のフロントガラスを取り付けるときは、モールに残っている材料がポリウレタンであることが不可欠です。

SikaTack®およびSikaflex®ポリウレタン系ダイレクトグレージング用接着剤は、数あるブランドのポリウレタンおよび最近のいくつかのMSポリマー系ダイレクトグレージング用接着剤に対して強い接着力を示すよう開発されています。ただし、モール上の残留材料がブチルまたはシリコーンの場合は、完全に除去する必要があります。SikaTack®またはSikaflex®接着剤はブチルまたはシリコーンには接着しません。

ポリウレタン系接着剤かどうかの判定方法:

  • 既存の材料に爪を立ててしっかりと押し込みます。
  • ポリウレタンや、ダイレクトグレージング用MSポリマーであれば、材料にくぼみをつけることはほとんどできないはずです。
  • ブチルまたはシリコーンの場合は、ピンチウェルド部に途中まで、または完全に押し込むことができるはずです。
  • ブチルの場合、くぼみはそのままで、元の形状に戻りません。

それでも特定できない場合:

  • 材料を長めにカットし、引きはがします。
  • ポリウレタンの場合、材料を引きはがして破損させるためにはある程度の力が必要です。
  • シリコーンの場合、それほど力を必要とせず、非常に伸びます。また、前後にも簡単に伸びます。
  • ブチルの場合は、簡単に引きはがすことができるでしょう。

上記の確認をしても特定できない場合:

  • 古い接着剤を完全に取り除き、「完全な取り外し方法」の章に記載されている手順に従ってください。