2025/10/24

シーカ(本社:スイス、バール)は、サステナビリティ戦略をさらに推進する新たな取り組みとして、製品カーボンフットプリント(PCF:Product Carbon Footprint)を自動算定するプラットフォーム「Sika® Carbon Compass」を導入しました。本算定手法は、ドイツの第三者機関テュフ・ラインランド(TÜVRheinland)による検証を受け、国際的に認められた基準に準拠しています。このアプローチにより、シーカは信頼性の高い炭素排出データを提供し、お客様がより気候変動に配慮した意思決定を行えるよう支援します。

信頼性の高いカーボンデータを活用することで、よりスマートな意思決定と効率的な計画立案を行うことができます。自動化されたPCF 分析は報告作業を簡素化し、入札時の競争力を高め、持続可能なバリューチェーン全体での信頼性を向上させます。また、Sika® Carbon Compass は、今後欧州で導入が進むサステナブルな製品設計に関する規制(ESPR : Ecodesign for Sustainable Products Regulation)や建設製品規則(CPR : Construction Product Regulation)といった、将来的な国際基準にも対応する設計であり、お客様が現行基準を満たし、将来をリードできるよう支援します。

「お客様は、持続可能性の目標を前進させながら、社会にポジティブなインパクトを生み出す、効果的な方法を求めています。Sika® Carbon Compass は、科学的根拠に基づき検証されたツールとして、意思決定とバリューチェーン全体での協働を可能にします。」 — パトリシア・ハイトマン / シーカグループマネジメントメンバー、イノベーション&サステナビリティ責任者

Sika® Carbon Compass は、シーカの長期的なサステナビリティへのコミットメントを体現するものであり、シーカの戦略2028 における重要な要素のひとつです。製品開発・導入においてカーボンインテリジェンスを組み込むことで、お客様と地球環境の双方に利益をもたらす、測定可能な気候変動への取り組みを実現していきます。

※ 本リリースは2025年10 月21 日にスイス本社から発表された英語版リリースの日本語訳です。内容および解釈については英語のオリジナルが優先されます。公式リリースはシーカAG 本社のウェブサイトご覧ください。