シーカの弾性シーリング材/接着剤部門は、建設関係および工業関係の用途におけるジョイント・シーリング材/接着剤用向けにシーカフレックス®としてよく知られている1成分型ポリウレタン系製品を長年にわたって製造・販売してきました。最近では、技術範囲を拡大してシラノール末端プレポリマー(STP)からなる変性シリコーンなどを加え、特殊用途のためのさらなる技術進歩を実現しています。一方、輸送および機器/コンポーネントなどへの用途に対応する製品群にはアクリレート技術などが活用されています。

ポリウレタン系素材は、多用な機械的特性呈する便利な接着特性が特徴である1成分型の湿度硬化型シーリング材/接着剤として幅広く活用され、定評を得ています。このため、応用領域は、建設産業における低弾性率のジョイント・シーラント、あらゆる種類の建設用の接着剤(例:木製床の接着)、窓のシーリング、および工業分野におけるアセンブリ部品の接着などを含む、非常に広範囲にわたっています。シーカは 1成分型PUR硬化接着剤/シーラントの分野で、世界第1位の地位を確立しています。これらの製品は、知名度の高いシーカフレックス®およびシーカボンド®ブランドのもとで販売されています。新技術開発は当社製品群の技術的および環境的なパフォーマンスを向上させるためのプラットフォームを提供します。

STPは、ポリウレタンとシリコーンの融合によって生まれた比較的新しい技術です。STPを配合された製品は、建設産業におけるジョイント・シーリングおよび工業分野における多種多様な接着用途を含む、多岐にわたる用途において、表面処理とラベリングの不要な製品に対する市場の要求を満たします。当社が最近開発したシーカフレックスAT®シリーズは、すぐれた応用特性を有する製品であり、建設用シーリング材関連規格に適合しています。工業用途に関しては、当社は、接着およびシーリングのための超速硬化システムに注力しています。

シーカシル®というシリコーン製品シリーズは、ファサード、窓、および絶縁用ガラスなどを対象としたハイエンド用途向けに設計されたシリーズです。これらの製品は、これらの野心的な用途にかかわる建設、工業分野のすべての規格に適合しています。近年では、シーカはこれらの高度に進化した製品をOES市場、ソーラー・パネル市場、輸送市場などのような他の市場にまで広げるための努力を行っています。最も力が注がれている領域は2成分型のシリコーン系接着剤の工業用途ですが、1成分型シーリング材用の技術もかなり向上してきています。最近開発された各種の製品は、従来系のすぐれた接着特性と貯蔵安定特性をアルコキシ系の低悪臭/放出特性と結び付け、シーリング材/接着剤の幅を一段と広げています。

窓などの製造における近代的な完全自動化プロセスは、サイクルタイムの短縮を実現しますが、2成分型アクリレート系技術などのような、超速硬化型の接着剤を必要とします。SikaFast®シリーズは、2~30分という広いオープン・タイムの幅を実現するとともに、多種の被着体に対して表面を無処理でもすぐれた接着を実現します。硬化プロセスが高速であるため、非常に短い時間で所要の接着強度を実現することができます。また、 SikaFast®-5000シリーズは、MMAベースとしたアクリレートとくらべて臭いを大幅に低減した製品です。